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サピックス5年生、伸び悩みへの男女別対策とは?

サピックスの5年生から見られる伸び悩みの対策とは?というのが今回のテーマです。
サピックスの算数が特殊算や図形問題中心になってくるのは5年生からです。そして、男女の特性の差がもっとも出やすいのも5年生です。

算数型の男の子、国語型の女の子

すべてのお子様にあてはまるわけではないですが、明確に傾向が出るのは5年生になると算数を得意とするのは男の子のほうが多く、国語を得意とするのは女の子の方が多いという傾向が現れます。その理由はなぜでしょう?

 

小学生の男の子の原動力は「理論」

小学生の男の子の勉強の原動力は「理論」です。良く言えば「素直」。悪く言えば「公式をおぼえて楽をしたい」という事。

男の子の場合、方法論やルールを覚えると深く考えずにそれを問題に使うことが出来るお子様が多いです。特殊算や平面図形の問題などで、こうして解けばいいんだというルールを教わると、「なぜそういうルールになるのか?」という事を考えずに、そのルールをスイスイ使いこなします。逆に女の子の場合はどうでしょう?

 

小学生の女の子の原動力は「納得」

小学生の女の子の勉強の原動力は「納得」です。良く言えば「考えが深い」。悪く言えば「融通が利かない」という事。

女の子の場合は、方法論やルールを覚えても、「なぜそうなるのか?」と考える方に頭が動きます。その「なぜ」の部分があいまいだとなかなか公式や方法論を使いこなせないケースが多いようです。問題が複雑になった時を比べると、男の子はとりあえず知ってるルールを使って手を動かし始める(正しい解き方をしているかは別として)。女の子は考え込んでしまって、なかなか鉛筆が動かない。

 

四則計算や応用を要さない問題中心の4年生のうちはこうした差が出にくいのですが、5年生になると目に見える形でこうした様子が現れてきます。

 

「納得」で動くことがそのまま女の子が国語が得意な理由になる

上記で述べたように女の子は男の子に比べ考えが深く、納得することで動きます。国語は文章を読み込む集中力と登場人物の性格などを理解し、整理しながら解く科目です。5年生になると内容も長文化し、複雑になります。そうなってくると登場人物の心情把握や説明文の指示語の把握、内容の要約などは深く考え、一つ一つ納得しながら進めていく女の子に分があります。考える事に慣れているのもプラスに働きます。ルールや理論で楽をして解いていきたい男の子は、目先のひっかけの答えに飛びつきやすいという傾向があります。考え込むことを苦手としているお子様も多く、文章を読み込むことを投げ出すケースも多々あります。

 

伸び悩み対策:男の子と女の子は同じ教え方をしてはダメ

最初に述べたようにこの傾向はすべてのお子様にあてはまるわけではないです。女の子にも算数が得意で国語が苦手なお子様はいますし、男の子でも算数が苦手で、国語が得意なお子様もいます。しかし、こうした傾向はわりとハッキリと出ているのも事実です。そのため、教える側も通り一遍の教え方をしても、効率よく実力に変えていくことは出来ません。

理論を覚えたらスイスイ問題を解いていきたい男の子は集中力不足からケアレスミスをおかしやすいです。一方、女の子は考えすぎでなかなか問題に取り掛かれず、問題を解ききる時間が足りなくなり、後半の解けるはずの問題が手付かずになってしまうケースがままあります。

 

こうした特徴を把握して、個々のお子様にあった適切な指導を行えるのが私たち家庭教師の醍醐味と言えます。

以上、サピックスの5年生から見られる伸び悩みの対策とは?でした。

 

 

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