算数

植木算の基本。それは算数の土台。

植木算は受験算数の土台ともいえる大事な考え方なので、絶対に『公式で解決したつもり』にならないことです。
とにかくイメージが大切です。少しでも迷ったら、すかさず簡単な図を描きましょう。
基本的な例で考えてみます。

【植木算の問題 1】
レイちゃんは朝、昼、晩と1日3回ご飯を食べます。
そしてご飯とご飯の間に必ず1回犬の散歩に行きます。
レイちゃんは1日に何回犬の散歩に行くでしょう?

解答
[朝食]→犬→[昼食]→犬→[夕食」
2回が正解ですね。

【植木算の問題 2】
サトシ君は1日6回ご飯を食べます。
サトシ君も、ご飯とご飯の間に必ず1回犬の散歩に行きます。
サトシ君は1日に何回犬の散歩に行くでしょう?

解答
[食1]→犬→[食2]→・・・・→[食6]
サトシ君の食いっぷりは別として、5回が正解ですね。計算は
6-1=5
ですが、大切なのはイメージです。

【植木算の問題 3】
Aさんも朝、昼、晩と1日3回ご飯を食べます。
Aさんは、必ずご飯を挟んで犬の散歩をしています。
Aさんは1日何回犬の散歩に行くでしょう?

解答
犬→[朝食]→犬→[昼食]→犬→[夕食]→犬
4回が正解ですね。計算では
3+1=4
となりますが、イメージが大切です。

【植木算の問題 4】
5人が手をつないで輪になりました。
手をつないでいる箇所はいくつでしょう?

解答
これも図を描いてみれば簡単に解決できますね。
もちろん正解は5箇所です。

植木算の解説では「輪になる場合は同じ数になる」などと書いてあったりしますが、イメージすれば当然のことを言っているだけです。
また、少ない数字の問題ばかり出しましたが、「分からなかったら少ない数字で考えてみる」ということも、算数ではとても有効です。少ない数字でも大きな数字でも考え方は同じなのですから。

植木算と言うと「1引けば良いんだよ!」と言いがちですが、実は「何だってある!」です。
ちょっと図に描いてみれば分かります。
その図を見て「足す」のか「引く」のか、はたまた「そのまま」なのか判断すれば良いのです。

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