ちょっと煽ってます(笑)が、半分は本気です。
以前単位については同じようなことを指摘したことがありますが、やはり相変わらず単位を
「偉い人が適当に作ったマーク」
程度に思っている子が多いのでもう一度しつこく強調させていただきます!!
〈単位には意味がある。それどころか単位を見れば考え方さえ分かる。〉
これに尽きます。
例えば、理科の先進的授業で有名な某中学(普通部)は、新中1年生の理科の初めは徹底的に単位の四則演算をさせます。しかも見たこともない単位で「これでもか!」と。
以前、ここの生徒をまさに新中1から指導したことがありますが、「これは何の単位?」と質問攻めにあいました。
どれもこれももっと後に学習する高校物理や化学の単位なので疑問に思うのも当たり前です。
しかし、端的に言えば掛け算と割り算の組み合わせで成り立っているそれら複雑な単位も、
〈何故かけるのか。かけるとはどういうことか。〉
〈何故割るのか。割るとはどういうことか。〉
を今一度考え、その意味を確認する良質の学習機械(機会)になっていると、そのとき再認識したものです。
指導中、子どもが(その子が小学生であっても中学生であっても)計算に没頭しているとき、
「単位は今どうなってたっけ?」
とか
「この答えの単位はどうなるはずなの?」
と頻繫に尋ねたりします。
子供に自然と頭の中を整理させ、根本理解を深めさせるちょっとしたコツです。