第2回 可視化させる算数特訓

算数が思わしくない(或いは思わしくなくなってきた)子の特徴として、解法を記号的に暗記してしまって「絵」が頭の中に作られていないことが挙げられます。
しかし、算数の真の理解(その場しのぎの暗記ではない、一生ものの理解)は「可視化」から来ます。
状況に応じて図や物を使い、多くの『そういうことだったのか!』を掴んでもらうという5日間を考えています。
以下の項目から一つ、又は二つを選んで頂くのが基本です。
ただ、それ以上であったり下に設定する項目以外であっても、ご希望に応じて柔軟に対応いたします。
また、細かい内容やレベルは完全にその子に合わせ、現在の理解度と入試からの逆算を考えた上で最大限の効率を図ります。
そしてもちろん算数が楽しくなるように!

〈場合の数 – 全学年対象〉樹形図から順列・組合せ、更にもっと先まで
年齢や学年の制限がほぼ無い分野です。(中学入試の内容となると、そのまま大学入試として使えるほどです)
場合の数の基本は樹形図から始まりますが、お子さんの現在の理解度と相談しながら基礎固めから応用、発展までを視野に入れます。

〈規則性 – 全学年対象〉植木算から等差数列、群数例、フィボナッチまで
これも学年制限がほぼ無い分野です。
規則性を苦手とする多くの子が、公式を暗記していく分野と捉えてしまっています。
しかし、徹底的に図や物を使ってその仕組みを理解すれば、公式などかえって考えの邪魔だということが分かるはずです。

〈平面図形 – 全学年対象〉入試に多大な影響を与える定義と定理
低学年から三角形、四角形、円については学びますが、上位クラスの子でさえその定義や定理(性質)の多くが曖昧なままのケースをよく見ます。
しかし、これこそが入試レベル問題が解けなくなる最大の理由の一つです。
様々な例を使い、この定義や定理がどう関わってくるのかしっかり確認して、平面図形の見方を飛躍的に明るくします。

〈平面・立体図形 – 6年生)相似を中心に平面・立体図形全般
5年生で相似を学ぶと、その後は相似が絡んだ問題が頻繁に登場することになり、入試でも主役の一角となります。
そして、平面図形の応用問題ともなると、補助線の引き方が決定的なカギとなります。最も効率的な補助線の引き方などを、様々な問題に当たりながら考えていきます。
立体図形では、相似比と体積比を利用した考え方、立体切断の考え方などを中心に、立体図形分野そのものを得意な分野にしてもらう試みです。

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