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サピックスの算数で伸び悩む6年生がとるべき対策とは?

サピックスの算数で伸び悩む6年生がとるべき対策とは?が今回のテーマです。
「サピックスで算数が急落して戻らない生徒にこそ見てほしいこと」
サピックス6年生で算数が苦手な場合、応用問題が苦手なのか、全般的に理解が足りていないのかによって取るべき対策が異なってきます。受験までの残り時間も少なく、他教科の勉強もおろそかに出来ない6年生の場合は慎重に見極め、算数対策を取っていく必要があります。

応用問題が苦手な場合

サピックスでは6年生のマンスリーから応用問題が多数出題されるようになります。5年生までは算数でもしっかり点が取れていたのに、6年生から点数が落ちてしまったというケースはかなりあります。応用問題で点が取れないお子様には共通点があります。それは問題について「深く考える習慣がついていない」という点です。途中式をしっかり書かない子が多いという点も多くのお子様に共通している点です。では、なぜそういう共通点が見られるのでしょう?

 

大量の課題がもたらす雑な勉強

サピックスの大量の宿題は早く終わらせるためにどうしても解き方や数字の丸暗記になりがちです。5年生までは応用問題もほどほどにしか出ませんので、解法の丸暗記でも点数を取る事が可能です。しかし、そうした雑な勉強を続けていると、いつの間にか考えるという事をしなくなります。また、いつの間にか考える集中力も足りなくなっています。

雑な勉強をしているお子様はいつからか途中式を丁寧に書くことをしなくなります。途中式を書かなくても正解できたからです。・・・今までは。しかし、6年生からは算数の問題に応用問題や複合問題が増えてきます。今まで解法の丸暗記で通用していた算数ですが、雑な勉強を続けてきた弊害で集中して問題に取り組むことが難しくなってしまっています。そして、問題が複雑になってくると途中式をしっかり書かないせいで、簡単にミスをします。こうして算数の点数が急落します。

応用問題が苦手な場合の対策

6年生になるまでは算数で点が取れたという事は基礎力はあると考えられます。あとは問題に対する集中力を取り戻す事と解法の丸暗記に頼るのではなく、考え方や解答までの手順をしっかり理解する事が必要です。そうすれば点数を上げる事が出来ます。

しかし、6年生は他教科の課題も増え、今まで以上に時間をかけてじっくりと宿題に取り組むことは難しいものです。では、どうしたらよいか?そこで必要になるのが時間を確保するための宿題の取捨選択になります。お子様の志望校の傾向に照らし合わせて、復習する必要のない問題は徹底的に省く事で時間を確保します。そして、確保した時間でしっかり途中式を書きながら、解答に至る考え方や手順を丁寧に伝えます。この作業により、今まで通りの時間で、中身の濃い、点数に直結する勉強をすることが出来ます。

また、こうしたお子様の場合は勉強への取り組み方を見直すだけで、大きく点数アップにつながるケースもありますのでまだまだサピックスでのクラスアップを狙えます。

入塾以来算数が苦手なまま6年生になってしまった場合

算数が苦手なまま6年生になってしまったサピックス生は間違いなく基礎力がかなり欠落した状況です。このまま勉強を進めても点数が上がる事はありませんので、早急に対策が必要です。

合格に向けて取るべき手段

ずっと算数が苦手で来てしまった場合でも、中学受験本番は容赦なく迫ってきます。ここまで一生懸命勉強してきた結果を残すためにも、現実的な対策を講じる必要があります(後述)。しかし、算数の配点が大きい以上、最低限の点数は取れる状態に持っていかなければなりません。

まずは、中学受験をするにあたり最低限の基礎力があるかどうかの確認が必要です。どの分野が苦手なのか?いつから苦手になったのか?得意な分野はあるのか?こうした事を判断しながら、お子様がしっかり理解するまで基礎を指導します。この基礎が固まらないと受験対策を行う意味がありません。基礎が固まる目途がついたところで残り時間とお子様の理解スピードを考えて志望校合格に向けた現実的な対策を講じます。

現実的な対策とは?

基礎が固まる目途がついた段階で中学受験当日までの残り時間とお子様の理解スピードを考えて問題がないようであれば、そのまま算数の強化を行います。ただし、時間的ゆとりがないのは変わりがありませんので、志望校の過去問の傾向から判断し、必要のないものは徹底的に省いてしまいます。問題傾向の合わない学校を受験した場合にはあまり点が取れないケースもあります。あくまで志望校対策です。ですから、すべり止め校にかんしては志望校対策がそのまま対策となるような似たような問題傾向の学校をお薦めする事になります。

一方、基礎が固まる目途はついたものの残り時間から考えて算数の強化が得策でない場合もあります。その場合は算数は現状の力を落とさない程度にとどめ、より上積みの見込める他教科に勉強時間を充て、算数の失点をカバーしたほうが良い旨をお伝えする事もあります。

20時間算数を勉強しても現状維持の可能性が高く、20時間社会を勉強すれば5点は上積み出来るようであれば合格可能性が高まる社会を勉強するべきです。ただし、算数の配点が高いのは事実ですから、最低限合格に必要な点数が取れるレベルまでは持っていく必要があります。

αクラス以外の生徒を専門に指導している家庭教師だからこそ出来る事があります!

6年生になると算数だけに多くの時間を取ることが出来ません。だからこそお子様の算数の状況に合わせて的確な対策を取る必要があります。理解スピードの異なるお子様それぞれに合わせて、お子様がわかるまで何度も指導できるのは家庭教師の最大の利点です。算数の進め方だけではなく、受験の得点計画などにもご不安がある場合は私たち東大医進会にお気軽にご相談いただければと思います。

以上、サピックスの算数で伸び悩む6年生がとるべき対策とは?でした。

 

 

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