合格への道標

4,5年生αクラスに一定数存在する「隠れボリュゾ」

5年生終わりや6年生から依頼を受けるとき、約30%近くにものぼるパターンが以下のものです。

「5年生まではαにいたこともあるのに、算数が全く分からなくなって今はB(〜D)クラスです。」

これを聞いた瞬間、原因はほぼ100%特定されます。
今のところ例外はありません。

暗記で切り抜けてきたからです。

5年生中頃までは、日々の課題を抜かりなく消化していれば、例え本当の理解をしていなくとも暗記だけでαクラスに留まることはギリギリ可能です。

しかし、これが通用しなくなり始める時期が5年生後半から6年生前半にかけてです。
こういったパターンの子を指導する場合、我々がとる手段は一つしかありません。

全て最初からチェックしてやり直しです。

もちろん既に志望校がはっきりしている場合、入試問題傾向に合わせた取捨選択や必要レベルの設定はしますが、これはかなりの時間のロスです。
しかし、他に道はありません。

算数にとって解法(単位さえも)の暗記がどれほど一時的なまやかしに過ぎないのかは、早い時期ほど強く意識しておく必要があると常々感じています。

関連記事

TOP